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素晴らしい世界

   「素晴らしい世界」は、浅野いにお氏の連載デビュー作品ということで、「ソラニン」や連載中の「おやすみプンプン」ですっかりファンとなった私にとって、読まずにいられない作品でした。

   この作品は短編読み切りとなっているため、一気に読まなくても1話ずつ読んでいくことができます。内容は、浅野氏らしい憂鬱な現代社会を背景に、各物語で登場する主人公の生活が描かれています。

   一見、マンガのタイトルとは反対のただ憂鬱な世界が広がっているように感じますが、どのストーリーにも必ず僅かの光明を見出しています。

   変な時代になってしまったけど、生きているとそれなりに良いこともあって、世の中捨てたもんじゃないといったメッセージが伝わってきました。

   どの話も退屈で希望を持てないような日常生活を描きつつ、そんな中でも些細な光を当てることで、全体的に暗い生活の中からバランス良く、明るさを引き出しているので、1話1話読み終わった後は、不快感よりも平凡な生活の素晴らしさというものを感じさせされました。

   浅野氏の描く冷たさの中にある暖かさを読み取ると、何だかホッとする自分が居て、どんどん彼の描いた作品に引き込まれていきます。

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五年生
評価:
木尾 士目
講談社
¥ 530
(1999-01-20)

   「五年生」は私が初めて読んだ木尾士目の作品です。作品タイトルの通り、主人公は大学五年生の留年した学生で、4年で卒業して社会人になった彼女との遠距離恋愛を描いた漫画になります。

   ただの大学生の恋愛話ではなく、結構男女がそれぞれ異性に対して感じているギャップに踏み込んでいるところが面白いです。

   特に、性に対する男女間の考え方の違いについても多々思い当たる点があり、恥ずかしくなってしまうほどです。今でも夜の営みについては、妻と同じようなやりとりをしているなあなんて思いながら作品を読んでいました。

   セックスシーンはそれほど多くは無く、あまり露骨な描写もないので、女性の方も見やすい作品になっていると思いますし、男性からだけの視点だけではなく、女性側から考えた視点も描かれているので、女性からの共感も得られるのではと思いました。

   ラストシーンは、このまま続きがあるような終わり方ですが、まだ続編は出ていない、と言うか出るかも分かりません。「四年生」の続編だけに期待したいところです。

   この本を読み終わった後は、妻に対してもう少し理解を示さないとなあと感じさせられましたし、是非妻にも読んでもらいたいなあと感じましたので、男女問わず読んでみてもらいたい作品です。

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世界の終わりと夜明け前

   今年初めての漫画レビューを投稿します。世界終焉説が盛り上がりを見せる時だからこそ、この作品を選びました。

   「世界の終わりと夜明け前」は、前回取り上げた「ソラニン」を描いた浅野いにお氏の作品となります。この漫画は短編集となっていて、共通しているテーマというのは過去と未来についで描いているのだと思いました。

   どのストーリーにおいても、登場人物は決まって過去の輝いていた青春や幸せの感傷に浸っているというのが印象的でしたね。

   日常の些細な思いを物語に乗せて綴っているという感じの作品なので、決して言ったメッセージの強い作品ではないのですが、世界の終わりが過去で夜明け前が未来であるということを言いたいのだろうと思いました。

   誰でも過去や現在に持っている過ちや悩みをまるで世界の終わりであるかのように思ったことがあると思いますが、それから時間を置いて思い返してみるとそこまで思い悩んだ自分が居た事実さえ忘れていたという人も居るかと思います。

   この作品はそんなところに焦点を当てていて、夢や希望といったものを語っている訳でもなく、誰もがどこかで気づく心の折り合いというものを取り上げているようにも感じました。

   確かに自分が初心であった青春時代から何が成長したと聞かれれば、表向きには社会人としての経験やスキルなどと上げるのでしょうが、本当は自分自身が腹黒くなったことだけなのではと思うことがあります。

   周囲の人に対しても、与えられた現実に対しても、自分の心の中に潜む人には言えない感情も、すべて自分の都合の良いように消化して折り合いをつけて生きているのだということを、この作品を通じて感じましたね。

   何かとても分かりづらいレビューになってしまいましたが、この作品自体が明確なテーマやストーリーが無い作品なので、どこをどういう風にレビューすれば良いかよく分かりませんでした。ただ、世界の終わりが来るという不安に襲われ、明るい未来を見通せないこの時代だからこそ、作者のメッセージが込められている気がしました。

   自分の言葉で思ったことを書こうと思い、この作品を読んで自分が感じたことを率直に書きましたが、とにかく面白い短編集なので是非読んでみてください。

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ボーイズ・オン・ザ・ラン
   主人公は27歳の平凡なモテないサラリーマンで、これまで彼女も居たことがなく、うだつのあがらない素人童貞という設定です。ガチャガチャの会社という零細企業に勤めていて、会社の中でも仕事が出来る訳ではなく、何をやってもうまくいかないという冴えない男なのです。そんな主人公にも会社内でアイドル的存在の女の子へ急接近できるチャンスが訪れてから、ここから物語がすごい勢いで進展していきます。その平凡なキャラクターの主人公が恋愛によりどんどん変わっていく様がとても面白いです。

   主人公のキャラの変化はとどまるところを知らず、後半に入ってからというもののここまでイッちゃうの?と思うほど暴走を続けます。また、彼を取り巻くサブキャラクターも何かしら黒い部分を持っていて、人間が持っている全ての嫌な部分をそれぞれのキャラクターに振り分けたような感じさえ受けます。そんな登場人物たちによって、次々と巻き起こる試練が主人公の前に立ちはだかるのですが、一度暴走してしまったキャラは止まることを知らず、何度も谷底に突き落とされても這い上がってくる様が無様かつ滑稽に描かれています。

   次々といろいろなトラブルが起こるので、途中飽きることなくどんどん読んでしまいましたが、まさか10巻で完結するなんて思いませんでした。読者の立場としては、出てくる登場人物について最後まで言動や行動に理解できなかったり、謎めいた部分があったりしたので、もっと個々に掘り下げて描いてみても面白かったなあとは思っていますが、逆にそういう含みを残した部分があった方がより現実社会に近い気もするので、そっちの方が面白いのでしょうね。

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宮本から君へ
評価:
新井英樹
太田出版
¥ 1,554
(2009-01-17)
   以前、新井英樹氏を知ったのは「SUGAR」「RIN」という作品からとレビューに書いたことがありましたが、そのつながりである日、初めて立ち寄ったマンガ喫茶で「宮本から君へ」を見つけて、一気に読破してしまいました。

   単行本1冊ずつがとても分厚くで、全12巻あるので全て読破するにはかなりの時間を要します。私はその日偶然有給を取っていて、何かの用事のついでに漫画喫茶へ寄ったときに見つけて一気に読んでしまうほど読み応えがあります。最初手にとってみたときは、かなり古臭い画風だったため、これが同一人物の作品なのかと疑いましたが、絵に力があり物語の展開も追っていくと納得しました。

   最初はしがないサラリーマンの恋愛漫画かと思いきや、物語はすごい勢いで進展を遂げて、クライマックスへ向けて一気に突き進む感じです。その度を越えたストーリー展開には、予想をことごとく裏切ってくれる訳ですが、絶妙な描画によってリアリティが保たれたまま話が進みます。性描写も時折出てくるのですが、結構リアルに表現されているために後になっても頭に残っています。

   主人公の実直すぎる性格にハラハラさせられますが、女性を思う一途な性格には好感が持てます。私もこの作品を読んですぐに妻に対する熱い感情を呼び起こされた気がしました。物語の終わり方は、とても興味深く必見です。

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赤灯えれじい
   私は今までにきらたかしという人の作品を見たことが無く、偶然手にして読んだのがキッカケでした。後で知ったのですが、週刊ヤングマガジンに連載されていて、結構人気があったマンガだったことを知りなるほどなあなんて実感しました。私は週刊誌を全く読まなくなったので、最近連載されている漫画は人気があるものでも知らないものが多かったりします。

   さて、この作品の大まかなストーリーですが、フリーターで気の弱く元イジメラレっ子の青年とかわいくて気の強いヤンキー上がりの女の子との恋愛漫画です。私は恋愛ものはドラマでもマンガでも大嫌いなのですが、この漫画はとても面白く読むことができました。ありがちの恋愛ものって、恋だの愛だの叫んでロマンチックなシーンが嫌というほど出てくるので、鳥肌が立つ私ですが、この漫画はとてもマンガという世界の中でも、お洒落にかしこまることよりもお互いの嫌な部分をさらけ出しながら、互いの関係を育んでいくという内容でとても好感が持てました。

   漫画のシーンに登場する様々な場所は、実在する場所でよりリアリティを感じましたし、読んでいる途中にこれは実際にあった誰かの恋愛体験を漫画にアレンジしたのではと思わせる箇所もたくさんありました。ただ2つ現実的でないと思った点は、ヤンキー上がりの女の子と臆病者の青年が出合って付き合うことと、その女の子が誰もが羨むほど可愛いということでした。また、この女の子がしっかりと自分を持っていて、ヤンキー上がりということも手伝ってか、全く飾らない性格が実に良いのです。こういう女性は、結婚してもきっといい奥さんになるなあと思わせるようなタイプでした。

   この一見全く釣り合わないカップルが繰り広げる恋愛ドラマは、読んでいてとてもほのぼのとしますし、全巻読み終えた後は、とても穏やかな気持ちになれました。自分のパートナーへの思いやる気持ちを再確認する上でもお薦めできる漫画ですよ。

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め~てるの気持ち
   私がこのマンガを読もうとしたキッカケは、奥浩哉氏の作品「GANTZ」を読んで大ファンになり、彼が描く作品を他にも読みたいと思って探し当てました。中々どこのマンガ喫茶にも置いていないのですが、家からちょっと離れている全国チェーン系の店舗で見つけることができました。

   ストーリーは30歳の引きこもりの話なのですが、母親の死をきっかけに15年間も部屋に引きこもっている息子の世話をする父親が居て、懸命に部屋から出てもらおうと説得します。ある日、父に彼女が出来たら部屋を出るという約束をしたのだが、息子ははげ頭でかっこ悪い父に彼女ができる訳無いと高をくくっていた。だが、彼女はすでに居て、それも想像を絶するほどの美人で巨乳なのです。奥浩哉氏の描く女性は全て胸の大きいので、よほどの巨乳好きなのだろうと思います。

   話が反れてしまいましたが、その父は彼女と結婚することになるのですがこの世を去ってしまい、そのフィアンセであった美女が父の意思を受け継いで、ひきこもり息子のところへやってきます。この後の進展が一番の見所で、最後はこう来たかと思わせる終わり方で読み終わった後の後味は良かったです。3巻で完結するので、すぐに読破できるのでお薦めです。

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ハクバノ王子サマ
   このハクバノ王子サマという作品は、ビックスピリッツで連載されていた漫画らしいのですが、私はそんなことも知らずにある日暇つぶしに取って読んでみたのがキッカケでした。漫画の内容は恋愛漫画なのですが、スピリッツに連載されていた時期は、世間では「勝ち組」「負け組」という言葉が流行語になっていて、30歳を過ぎても独身でいる女性は負け組で、それまでに結婚できた女性は勝ち組に入るとかテレビや雑誌で言われていました。

   そんな女性の心情に焦点を充てたのがこの作品ですが、あまりにも結婚できない女性が惨めに描かれているので、独身女性が読まれたら気分が良くないと思います。漫画なのでオーバーに強調されているようなところがあるのは否めませんが、全く外れている訳でも無いと思いました。十数年前頃は、企業も積極的に女性を幹部として採用するようになり、キャリアウーマンという言葉も流行し、男社会の中でたくましく生きていく女性が憧れていました。ただ、その後は長い不景気も続いて、会社はつまらないところで、仕事でキャリアを積むよりも結婚した方がいいという考える女性が増えてきたようです。

   まさにそんな今時の独身女性の心情を綴ったのがこのマンガなのでは無いでしょうか。仕事に打ち込めんだり、生きがいを感じることも出来ないから、いい人を見つけて結婚したいという考えてみたり、好きな人が現れなくても相手の給与などの条件が揃っていれば、本当に幸せになれるのかと葛藤する32歳の女性の姿が描かれています。
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